新潟県薬剤師会 メールニュース vol.346
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新潟県薬剤師会 メールニュース vol.346
2020.12.23
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1.医療緊急事態宣言について(情報提供)
標記について、日本薬剤師会より連絡がありました。
日本薬剤師会を含む医療関係9団体による緊急記者会見が12月21日に開催され、「医療緊急事態宣言」が行われました。
この宣言は、医療崩壊を防ぐため新たな感染者を増やさないよう、医療界から国民に向けてメッセージを呼び掛けたものです。
医療緊急事態宣言及び日本薬剤師会 山本会長の発言要旨は県薬ホームページをご覧ください。
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2.令和3年度薬価改定および介護報酬改定について
標題の件について、日本薬剤師会より連絡がありました。
12月17日に内閣官房長官、財務大臣および厚生労働大臣による折衝が行われ、令和3年度薬価改定については、乖離率5%(平均乖離率の0.625倍)を超える品目を対象とすること、新型コロナウイルス感染症特例として薬価の削減幅を0.8%分緩和することが合意されました(医療費ベースでマイナス約4,300億円、薬価収載品目の約7割が対象)。
これについて日本薬剤師会はコメントを公表しています。
コメントの内容は日本薬剤師会ホームページでご確認ください。
また、令和3年度介護報酬改定率については、+0.70%とすることが公表されました。
詳細は厚生労働省第197回社会保障審議会介護給付費分科会資料をご確認ください。
なお、介護報酬改定案(個別単価)につきましては、社会保障審議会・介護給付費分科会において令和3年1月以降に諮問・答申される予定とのことです。
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3.令和3年度の北陸信越薬剤師大会及び薬剤師学術大会の開催について(予告)
この度、長野県薬剤師会より第61回北陸信越薬剤師大会及び第54回北陸信越薬剤師学術大会の開催予告がありましたのでお知らせします。
同大会は、本年11月に開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止となり、改めて来年開催されるものです。
詳細は、開催案内が届き次第ご案内いたしますが、ご参加を予定される方は日程の確保をお願いいたします。
【第61回北陸信越薬剤師大会・第54回北陸信越薬剤師学術大会】
■会期:令和3年11月6日(土)・7日(日)
■会場:ホテル国際21(長野市県町576番地 電話:026-234-1111)
なお、同学術大会からは、人を対象とする医学系研究の発表については、原則として学術研究倫理審査を受けていることが要件となりますので、対象となる演題発表を予定されている方は準備をお願いいたします。
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4.医療用医薬品の供給不足に係る適切な情報提供について
標記の厚生労働省医政局経済課長通知について、日本薬剤師会から連絡がありました。
近年、医療用医薬品の回収・欠品・出荷調整等が相次いで生じていることを受けて、令和2年9月に「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議」において、医療用医薬品の安定確保策についての提案が取りまとめられました。
今般、これを踏まえて、医療用医薬品の回収・欠品・出荷調整等による医療機関・薬局で必要な量の医療用医薬品が供給できない又は恐れがある場合に対して、製造販売業者等が必要な情報を円滑に提供することの徹底をを関係団体に通知しました。
また、医療機関等には、医療用医薬品の供給不足が生じた場合には、医療上の必要性等を踏まえて優先順位をつけつつ、必要な患者に確実に医薬品が提供されるよう、処方見込みや在庫量を把握の上、必要最低限の発注とする旨配慮いただきたいとのことです。
(参考)
〇医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議取りまとめ
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5.医療事故情報収集等事業「医療安全情報No.169」の提供について
日本医療機能評価機構の標記情報について日本薬剤師会から連絡がありました。
No.169は、「持参薬の処方内容を継続する際の処方・指示漏れ」についてまとめられています。
詳細は、日本医療機能評価機構ホームページをご覧ください。
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6.美容医療サービス等の自由診療におけるインフォームド・コンセントに関する説明用資材の改定について
標記の厚生労働省医政局総務課事務連絡について、日本薬剤師会を通じて連絡がありました。
美容医療サービス等の自由診療のインフォームド・コンセント及び医療機関の広告等の適正化に向けた対応や周知等については、県薬メールニュース vol.247(2018.12.27)でお知らせしたところですが、今般、糖尿病治療薬を適用外使用した自由診療に関連して説明用資材が改定されたとのことです。
美容医療に関する資材等は以下の厚生労働省ホームページをご覧ください。
〇「美容医療の施術を受ける前にもう一度」
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7.年末年始(12/29~1/3)における副作用等報告及び不具合等報告に係る受付並びに取扱い等について
標記についてPMDAから日本薬剤師会を通じてお知らせがありました。
年末年始は受付窓口を休止するため、電子的報告又は郵送での提出にご協力いただきたいこと、また、緊急を要する安全性情報の連絡先等について案内されています。
詳細は、PMDAホームページをご覧ください。
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8.抗インフルエンザウイルス薬等の安定供給について
標記厚生労働省医政局経済課長、厚生労働省健康局結核感染症課長の通知について、日本薬剤師会を通して連絡がありました。
抗インフルエンザウイルス薬及びインフルエンザウイルス抗原検出キット(以下「抗インフルエンザウイルス薬」)の安定供給を図るため、医療機関、薬局(以下「医療機関等」)に以下について協力するよう求めています。
①医療機関等において、抗インフルエンザウイルス薬等を注文する際には、各医療機関等における在庫量やインフルエンザの流行状況等を踏まえ、真に診療に必要な注文量となるよう配慮すること。
②抗インフルエンザウイルス薬等の安定的な供給の確保の観点から、シーズン中は備蓄を目的とする注文は行わないこと。
③医療機関等へ一度に大量に抗インフルエンザウイスル薬淘が納入されると、市場に流通する抗インフルエンザウイルス薬等の在庫量に与える影響が大きいことから、診療に支障をきたす場合を除いて、卸売販売業者の分割納入に協力すること。
④抗インフルエンザウイルス薬の投与に際しては、薬剤の必要性を慎重に検討するなど添付文書に記載されている内容を踏まえ、適正に使用されるよう、徹底されたいこと。
(以下 略)
厚生労働省のインフルエンザ関連の通知や情報は、厚生労働省ホームページをご覧ください。
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9.マイナンバーカードの積極的な取得と利活用の促進について(協力依頼)
日本薬剤師会から、マイナンバーカードの積極的な取得と利活用の促進について協力依頼がありましたので、お知らせします。
マイナンバーカードの普及と利便性向上については、政府をあげて取組が進められており、マイナポイントによる消費活性化策や令和3年3月から開始予定のマイナンバーカードの健康保険証利用を念頭に、マイナンバーカードの積極的な取得と利活用の促進が呼びかけられています。
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10.日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師制度の自己研修について
標記について、日本薬剤師会より周知依頼がありましたので、改めてお知らせいたします。
日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師制度における自己研修は、集合研修や実習研修に該当しない研修で、個人が自宅等において書籍、TV、ビデオ、インターネット等視聴覚器を活用した医学・薬学関連分野の学習とされています。
日本薬剤師研修センターへ「受講単位請求書」を提出することにより、研修受講シールの請求ができます。
学習時間の積算により4時間分の学習となれば、1単位として申請でき、年間5単位まで申請いただけます。
コロナ禍の中でも得られる研修機会の一つとして、是非ご検討いただき、ご活用ください。
申請方法等の詳細は薬剤師研修手帳および日本薬剤師研修センターホームページをご参照ください。
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11.「令和2年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和2年度調査)」へのご協力のお願い
標記について日本薬剤師会よりお知らせがありました。本調査は全国1500の保険薬局等を対象として、令和2年12月28日までのの回答期限で実施されていますが、先週時点での回収率が例年と比べ非常に低い状況となっているとのことです。
本調査の結果は、今後の診療報酬(調剤報酬)改定に係る基礎資料として非常に重要なものです。
対象となった施設におかれましては、本調査へのご協力をお願いいたします。
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12.令和2年12月16日からの大雪による災害の被災者に係る被保険者証等の提示等および公費負担医療の取扱いについて
標記について以下の連絡があった旨、日本薬剤師会及び新潟県を通じて連絡がありました。
〇令和2年12月16日からの大雪による災害の被災者に係る被保険者証等の提示等について(令和2年12月17日付け事務連絡、厚生労働省保険局医療課事務連絡)
〇令和2年12月16日からの大雪に伴う災害による被災者に係る公費負担医療の取扱いについて(令和2年12月17日付け事務連絡、厚生労働省健康局総務課他事務連絡)
本件は令和2年12月16日からの大雪による被災に伴い、受診時の被保険者証等の取扱いおよび公費負担医療の取扱いが示されたことに関するものです。
今回の被災により、被保険者証等を紛失あるいは家庭に残したまま避難している場合であっても、氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)のほか、被用者保険の場合は事業所名、国民健康保険及び後期高齢者医療制度の場合は住所(国保組合の場合には、これに加えて組合名)を申し立てることで受診できます。
また、公費負担医療の請求の取り扱いについても示されています。
各通知は県薬ホームページでご確認ください。
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~ ごあいさつ ~
会員の皆さまには今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
なお、新潟県薬剤師会事務局は、令和2年12月29日(月)~令和3年1月3日(日)までお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
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■ 公益社団法人新潟県薬剤師会
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