にこにこマーク お薬 Q&A にこにこマーク

(社)新潟県薬剤師会 薬事情報センター

 当情報センターに寄せられた質問・相談の中から、お薬Q&Aを随時ご紹介いたします。
 尚、会員の方は、会員ページ内で情報センターニュースをご覧いただけます。

I N D E X   (2003.1.15更新)
Q:イチョウ葉食品の安全性について  
Q:乾燥剤を飲み込んでしまった  
Q:アガリクスについて聞きたい
Q:エタノールパッチテストについて
Q:痛風患者に発泡酒はどうか?
Q:授乳婦が風邪薬を服用する場合の注意
Q:パップ剤とプラスター剤の違い
Q:マムシの効能
Q:ヨモギローションについて
Q:ラフマ茶(羅布麻茶・ヤンロン茶)について
Q:グアバ茶(バーラ茶・バンジロウ・蕃石榴 ばんせきりゅう)について
Q:オブラートの原料
Q:散剤をゼリー状にして服用しやすくする方法
Q:食品(牡蠣等)による赤痢菌対策
Q:ノンカロリー甘味料について
Q:インフルエンザワクチンの禁忌等について
Q:イソフラボンとは



Q&A インデックスへ


Q:イチョウ葉食品の安全性について

A:「イチョウ葉には有効成分といわれているイチョウ葉特有の成分の他、アレルギー物質であるギンコール酸が含まれている。ギンコール酸はイチョウのみに存在する物質で、葉と外種皮に多いため、いわゆる健康食品を製造する場合には除去が必須である。国民生活センターがイチョウ葉食品中のギンコール酸を測定したところ、20銘柄中12銘柄で5ppm(ドイツでの規格値)を超え検出された。このことから購入時には「葉の粉砕物」を使用した商品に注意し、「葉の抽出物」でも成分量表示が明確な商品を選ぶようにし、利用時に異常を感じた場合は相談するよう消費者にアドバイスしている。 (国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/)

Q&A インデックスへ


Q:乾燥剤を飲み込んでしまった

A:シリカゲルはほとんど無毒。まれに口腔、食道粘膜びらんなど。十分な水分を与えるよう指示する。中には吸着した湿気量により淡青色から淡赤色に変色するシリカ青ゲルが10%程度混ざっているものがあり、これには塩化コバルトが入っているが、含量が低く問題ない。シリカゲルの成人推定致死量は15g/kg以上である。

Q&A インデックスへ


Q:アガリクスについて聞きたい

A:「ガンに効くキノコ」として注目を集めている。ブラジル原産。多種多様な生理活性物質が含まれており、その中の1つである多糖類のβ‐グルカンは免疫効果を増強するといわれている。アガリクスの製品でも、製造法により効果に程度差が認められる。糖尿病や高血圧のほか、最近の研究ではC型肝炎の患者に肝機能改善効果が認められたとの報告もある。

Q&A インデックスへ


Q:エタノールパッチテストについて

A:体内に入ったアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)によってアセトアルデヒドに、さらに、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸へと変化するが、ALDHは高濃度でないと働かないALDH1と低濃度でも働くALDH2がある。顔が赤くなるのはアセトアルデヒドが分解されないためで、日本人の約半数は、ALDH2が活性を失っている欠損型である。
欠損型か正常型かを判別する最も簡単な方法として、エタノールパッチテストがある。
消毒用アルコールをガーゼに湿らせて、皮膚のやわらかいところ(ひじの内側等)に貼り、7分経ったらはがし、約10分後に反応を見る。赤くなっていれば欠損型である。

アルコールパッチテストの市販品「アルパッチ」は次のところで入手できる。
 特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
 TEL 03-3249-2551

Q&A インデックスへ



Q:痛風患者に発泡酒はどうか?

A:痛風や高尿酸血症の患者は、プリン体を多く含むビールの大量摂取に注意しなければならないといわれているが、ビールのプリン体は原料の大麦に由来するものである。ビール・発泡酒いずれもアルコール度数は4.5〜5.5%、カロリーも同程度であるが、主原料の麦芽(発芽大麦)の量が異なる。重量が2/3以上のものがビール、2/3未満のものが発泡酒と酒税法で定められている。発泡酒の麦芽の量が少ないとはいえ、多量に飲んだのではビールと同様になってしまうので、1日350mL程度に留めた方がよいと思われる。
なお、蒸留酒は製造過程においてプリン体のほとんどが除かれるといわれている。

Q&A インデックスへ



Q:授乳婦が風邪薬を服用する場合の注意

A:風邪薬は服用後2時間でピークとなり、4時間後には排泄されるといわれているので、厳密には4時間は避けたほうがよいことになる。しかし、ピークといっても1%位しか移行しないといわれており、今のところ副作用等の報告もない。漢方薬の場合、「大黄」が入っているものは下痢を起こす可能性があり、添付文書にもその旨記載されているが、乳腺炎に用いる「葛根湯」なども乳児への影響は考えなくてよい。

Q&A インデックスへ



Q:パップ剤とプラスター剤の違い

A:基剤の水分含有量が多く、持続的な冷却効果を期待できるものをパップ剤(水性タイプ)というが、プラスター剤(油性タイプ)は、基剤の水分含有量が少なく患部を冷やさない。
皮膚には浸透吸収性があり、薬剤の浸透は皮膚と薬剤の密着性に依存するが、薄く皮膚密着性が強力で長時間の貼付が可能なプラスター剤は、パップ剤に比べて有効成分の効果持続性が高く、可動部位の関節などにも有効である。

Q&A インデックスへ



Q:マムシの効能

A:マムシのヘビ毒には血液毒成分と神経毒成分が含まれ、血液循環障害や出血、壊死、浮腫などが出現する。薬材では皮を剥いで棒状にしたものを反鼻あるいは五八霜といい、解毒、攻毒・強壮の効能がある。健忘症やうつ病などによる放心状態には茯苓・香附子などと配合し(反鼻交感丹)、夜尿症には丁香と配合する(香竜散)。日本では古くからおもに伯州散などの解毒剤に配合されて用いられており、民間療法では疲労回復や冷え性に用いている。

Q&A インデックスへ



Q:ヨモギローションについて

A:理由は不明であるが、かゆみ止め効果があるといわれ、寝たきり老人の皮膚そう痒症やアトピー性皮膚炎等に発現する頑固なかゆみに対して好成績が得られている。
  ヨモギ(生薬のガイヨウ)50gに水2Lを加え、強火で約1.5Lになるまで煎じてガーゼでろ過する。ヨモギ液1LにL-メントール25gと70%エタノール500mLを加えて冷所に保存する。用時振とうしガーゼに浸して軽くパッティングする。
  ヨモギ風呂は焙じたヨモギ30gを800mLの水で20分間煎じ、ろ過したものを風呂に入れる。

Q&A インデックスへ



Q:ラフマ茶(羅布麻茶・ヤンロン茶)について

A:中国に広く自生するキョウチクトウ科の多年生宿根植物で、葉をお茶(ヤンロンチャ)の原料として利用してきたが、中国ではお茶のまま医薬品として認可されている。カフェインは含まず、灰分、カルシウム、鉄分、ナトリウム等のミネラルを豊富に含んでいる。
  フラボノイドの一種ケルセチンと血管拡張作用を持つヒスタミンにより血圧を調節する作用がある。また、血液中のコレステロール降下作用、咳止め、去痰、鎮静、催眠作用のほか、リンパ球を増やし免疫機能を高める作用もあるといわれている。
  茎や皮からつくる繊維には高い抗菌力や吸水性があり、衣料品にも利用されている。

Q&A インデックスへ



Q:グアバ茶(バーラ茶・バンジロウ・蕃石榴 ばんせきりゅう)について 

A:熱帯アメリカ原産の常緑潅木で、果実は食用とされている。葉にインシュリンの作用に似た物質が含まれ、血糖値を降下させる作用がある。ビタミンCのほかビタミンB群は特に多く含まれ、また、ビタミンU(メチルメチオニンスルホニウム:MMSC)は消化性潰瘍に用いられている物質である。

Q&A インデックスへ



Q:オブラートの原料

A:馬鈴薯等のでんぷんを水で溶いてアルファー化(糊状)し、乾燥したものである。乳化剤として大豆レシチンをわずかに添加したものもある。水で溶かすときに寒天やこんにゃくの粉を一緒に入れると強度が増すといわれている。
 包んだものに少し水をつけるか、水と一緒に飲まないと上顎についてしまうので注意する。

Q&A インデックスへ



Q:散剤をゼリー状にして服用しやすくする方法

A:「おくすり服用ゼリー」が和光堂から販売されている。散剤だけでなく、錠剤やカプセル剤等の固形製剤もゼリーが包み込むので、違和感やむせることなく飲むことができる。食品原料を使用しているが、ノンシュガータイプで、医薬品の吸収に影響を与える蛋白や脂質は含まれていない。ゼリーが酸性であるため、反応して苦味の出る薬剤には使用できないので注意する。

Q&A インデックスへ



Q:食品(牡蠣等)による赤痢菌対策

A:赤痢は赤痢菌に汚染された食物・水等を口に入れることにより感染する腸炎で、発症までに1〜5日かかり腹痛・下痢・嘔吐等を伴う。汚染が疑われる場合は次の点に注意する。
@ 井戸水等水道水以外の飲用は避け、煮沸等により消毒後のものを用いる。
A 食品は低温で保存し、加熱を十分に行う(75℃ 1分以上)。
B 食器は煮沸し乾燥する。調理器具等は塩素剤(NaClO: 0.1%・30分)で消毒する。
C 手洗いは石けんと流水を用いて十分に行う。必要ならアルコール等で消毒する。

Q&A インデックスへ



Q:ノンカロリー甘味料について

A:ノンカロリー甘味料は、肥満症や糖尿病等でエネルギー摂取制限が必要な場合の食材として、また砂糖の代替甘味料として利用されるもので、@エリスリトール Aスクラロース Bアスパルテーム等がある。
@ きのこ類、果実類、ワイン、清酒、醤油等の発酵食品に含まれている4炭糖の糖アルコールで、工業的にはとうもろこし由来のぶどう糖を酵母による発酵法により生産されている。ラカントSはエリスリトールに羅漢果エキスを加えて調製した製品である。
A 砂糖の構造の一部を変えた物質で、熱や酸に対して安定性があり食品業界で活用されている。代表的な製品としては輸入品でSplendaがある。
B 味の素が製造特許を取得したものである。不安定であること、また最近の研究でジケトピペラジンとメタノールという身体に好ましくない物質に分解するといわれている。パルスイートはアスパルテームとエリスリトールで作られた製品である。

Q&A インデックスへ



Q:インフルエンザワクチンの禁忌等について

A:過去の摂取鶏卵およびワクチンのその他の成分に対する過敏症(発疹、血管浮腫、気管支痙攣、アナフィラキシー)の既往がある場合には禁忌となる。急性熱性疾患を有する場合も避けた方がよいとされている。また気管支喘息患者ではワクチン摂取後ヒスタミンやメサコリンに対する気道反応性の亢進が見られることがあるが、臨床的に明らかな症状の憎悪は比較的まれとされている。
 添付文書には併用注意として、免疫抑制剤(シクロスポリン製剤等)を長期にあるいは大量投与を受けているとワクチンの効果が得られないおそれがあると記載されている。
 基礎疾患や慢性疾患(心臓血管系疾患・腎臓疾患・肝臓疾患・血液疾患・発育障害等)をもっているハイリスクグループへの予防接種は、合併症の発生や基礎疾患が伝染病にかかることで悪化するのを防ぐのに役立つので、慎重な配慮のもとで行うことが望ましい。

Q&A インデックスへ



Q:イソフラボンとは?

A:大豆や葛等豆科の胚芽に、ダイズインやゲニスチン等の配糖体として多く含まれる新栄養素である。イソフラボン配糖体はいわゆる植物性エストロゲンで、女性ホルモンと同様の作用がありフィトエストロゲン(植物女性ホルモン)と呼ばれている。骨粗鬆症を予防し、更年期障害や動脈硬化リスクを軽減させる効果があるといわれている。
 また、ゲニスチンは腫瘍の生命維持に必要な血管新生を抑える効果があり、乳がんや前立腺がん等の予防にも効果があるといわれている。

Q&A インデックスへ


ホームへ