会長よりごあいさつ

ごあいさつ

新潟県薬剤師会 会長 佐藤 宏之

令和2年度は、新型コロナウイルス禍により、新潟県薬剤師会としてもその対応に追われる中でスタートしました。現時点では緊急事態宣言が解除されたものの、ワクチンや特効薬がない現状を考えれば、第2波・第3波を警戒しつつ、「新しい生活様式」の実践を徹底するなど慎重に臨まなければなりません。

さて、昨年12月に薬機法の一部を改正する法律が公布され、薬剤師・薬局にかかる改正点は、住み慣れた地域で患者が安心して医薬品を使うことができるようにするための薬剤師・薬局の在り方についての見直しが行われたことです。薬剤師が、調剤時に限らず、必要に応じて患者の薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行う義務が法制化され、薬局・薬剤師が、患者の薬剤の使用に関する情報を他医療提供施設の医師等に提供する努力義務が法制化されました。

また、患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう薬局の機能に関する認定制度が創設されました。「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」は、県知事が認定する制度です。服薬指導についても対面義務の例外として、一定のルール下でテレビ電話等によるオンライン服薬指導が始まります。

当会では、薬局の機能強化及び連携体制の構築が図られるよう、健康サポート薬局のための研修会をはじめ、在宅医療にかかる薬剤師の訪問薬剤管理指導についての多職種への広報啓発、介護関係者に向けたおくすり相談会の開催、ポリファーマシー多剤併用有害事象における薬局薬剤師と病院薬剤師の連携対応研修会、保険薬局研修会、リスクマネジメント研修会、認知症対応力向上研修会、在宅経腸栄養・静脈栄養研修会、自殺予防ゲートキーパー研修会、薬事衛生指導員研修会など多岐に渡る研修会を実施しております。

このたびの薬機法の一部改正を受けて、2040年を見据えた2025年地域包括ケアシステム構築へ向け、当会といたしましても、薬剤師の専門性を発揮し、多職種との連携を図りながら、県民の皆様の健康増進に貢献することを目指します。

(令和2年6月)

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